81点
車載カメラから始まるカーチェイス。
これあれだ!GTAっぽいな!
物語は手持ちビデオカメラ、胸につけた隠しカメラ、車載カメラをツギハギしながら進んでいく。
手ブレや低画質さゆえのリアルさがあり
この映画の伝えたい「現場のヒリヒリ感」というは成功していると感じた。(クローバーフィールドを彷彿とさせるよね)
日夜凶悪事件が頻発している最悪の街で警官として働きながら
同僚と子供のようにはしゃいだり冗談を言って笑い合ってる車載カメラの映像は
犯罪の現場での凄惨で緊張感のあるシーンとのコントラストが見事だった。
事件の知らせが無線で入ったところで
バチッとスイッチが入る感じが最高にクールだ
ちょっとエグい描写もあるんでゴア描写苦手な人は気をつけたほうがいいかも!
死亡フラグが何度も立って
それでも回避しつづけていく主人公の二人。
すっげー魅力的なキャラクターなので
映画が進むにつれて感情移入してしまった。
「どっちも死なないでくれ〜」
その願い虚しく、主人公の相棒は凶弾に倒れてしまう。
最後にメキシコマフィアに敵対してる黒人ギャング達が助けに来る演出を願ってた。。。
この映画、ラストシーンが秀逸で
相棒の葬儀で主人公がスピーチするシーンで終幕と思いきや
亡くなる当日の車載カメラの映像にシーンは切り替わる。
そこには二人でしょうもない冗談を言いながら会話を長回しで映し出す。
兄弟のような相棒とのいつもの光景を最後に流すことで笑いと同時に消失感を感じさせる演出が素晴らしかった。
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