怪獣8号という漫画。
現在凄まじい人気だ。
https://www.crank-in.net/news/123778/1
2023年3月7日、現在9巻まで発刊され
発行部数は1000万部だ。
さらに2024年にはアニメもはじまる。
最近のヒット作の傾向としてアニメで発行部数が爆発することが多いので
鬼滅の刃の時のような爆発的なヒットになる可能性は高い。
Contents
なぜ怪獣8号はおもしろいのか?
それでは、怪獣8号が指示される理由について考察していこう。
まず、1話目を読んでみて欲しい。
完成された圧倒的な画力に目を惹かれる。
正直、1話目のつかみとしてはそこまで強くないと感じたけれど
戦闘シーンの美しさと圧倒的な迫力
王道パターンで全力で殴りにきた漫画だ。
それにテンポがよく、サクサク物語が進む。
倍速世代と言われる10~20代にアジャストされている。
魅力的なキャラクターも続々と登場し物語を盛り上げていく。
次々と現れる驚異的な敵。
修行し強くなっていく主人公と仲間たち
怪獣とのシンクロという仕組み
すべてが物語を彩っていく。
現代漫画の集大成的作品
怪獣8号は決して実験的な斬新な表現や展開はない。
「怪獣とのシンクロ→エヴァンゲリオン」
みたいな人気漫画の定番の展開や設定をブラッシュアップしたような部分が多々見受けられる。
しかし、重要なのは決して「劣化」していないということだ。
ギリギリまで追い込まれた時にヒーローがやってきて助ける
古典的展開のカタルシスにおいて怪獣8号はワンピースクラスの表現力がある。
これは単純な画力だけではなく、引っ張り方やコマ割りといった計算された非常にテクニカルな部分であり
怪獣8号をヒット作として支える重要なファクターである。
また、近い作品としてヒーローアカデミアがあるが
能力と登場人物の複雑性を排除しよりシンプルにまとめることでテンポや読みやすさを上げている。
敵キャラの数も極力抑えている。
僕の予想だけど、怪獣8号は20巻以内に終わる気がする。
というか、それ以上の巻数を目指す場合、今のテンポの良さではドラゴンボール並のインフレを起こすか
ヒーローアカデミアのような複雑性をもたせる必要があり、その場合怪獣8号のカタルシスはマンネリ化する。
作者はそれを想定して、できる限り展開をコンパクトにまとめているのではないかと思う。
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