ドキドキヌプヌプメモリアルはさよなら/深津ザオウ
いやぁーこれは面白い!
まずタイトルが技ありだ。
アカン妄想漫画を書く小学生という共感性羞恥の塊のような書き出しで引き込まれる。
そしてスクールカーストトップの片思いの男の子(しかも妄想漫画の主人公)にその漫画を見られる瞬間の表現も素晴らしい。
こういった漫画は鬱展開に引っ張っていく傾向にあるが
あくまで爽快かつテンポよく話は進む台詞回しのセンスもよく、ちょっとしたフレーズも笑える。
バットエンドの匂わせは中盤から
鬱展開かと思いきや、素晴らしい読後感を得られた。
短編の構成力、キャラクターの巧さ、題材選びのセンス、
深津ザオウさんは売れっ子漫画家になるんじゃないだろうか?
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