ふいにアマゾンのおすすめに表示された映画
「べいびーわるきゅーれ」
よくある低予算の邦画かなーとスルーしようと思ったけど、
妙に評価が高かったので観てみた。
没頭から魅了された。
ゆるい会話劇からの全盛期のジャッキーチェンを彷彿とさせるようなキレッキレのアクション。
そのアクションをノースタントでこなす女優が
「伊澤彩織」だった。
高石あかりとのアクションバディ・ムービーなんだけど
二人のゆるーい会話だけでも二時間みてられるほど面白いんだけど
このゆるさからのアクションの激しさへの緩急が凄まじいカタルシスになるのがべいびーわるきゅーれの良さだと思う。
伊澤彩織のアクションのどこがすごいのか?
まず、女優がアクションを勉強したのではなく、
アクションスタントが女優をしているという点だ。
つまり「本業」の方である。
伊澤彩織はデフォルトで側宙もバク転も後ろ回し蹴りも、胴回し回転蹴りもできてしまうのだ。
ただ、アクションがすごいだけならスタントマンをどんどん映画に出せばいいんだけど、
伊澤彩織は演技ができるし独特の雰囲気がある。
確かに演技力なら女優さんが上なんだけど、出演作品のほとんどで伊澤彩織のキャラクター性や雰囲気でカバーされている。
こちらのショートムービーで中盤に登場する伊澤彩織。
演出している阪本監督の巧さももちろんあるんだけど、アニメやゲームに登場する強キャラのイメージを見事に体現している。
そしてアクションも正統派というより、少し崩した動物的な動きが多い。
例えるなら猫のような敏捷性。そしてきちんとやられるところはやられる感じ。
伊澤彩織のアクションをみていると、僕は酔拳2のジャッキーチェンを思い出す。
独特な全身をつかった動きとその場の環境を最大限いかしつつ、相手に殴られてもその反動を次の攻撃につなげたり
なんというか高速でパズルゲームを消していくような快感がある(分かりにくい例えですまん)
最近はクリープパイプのMVビデオにも出演し、バッキバキのアクションをかましてたりするので
一般層にも認知が広がってきた。
おそらく近い将来、漫画原作の大ヒット映画に起用されて一気に人気が爆発するような気がしてならない。
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